ラモス瑠偉さんは、J2最下位争いの常連チームだったFC岐阜の監督として、本物のプロサッカークラブの基礎づくりに取り組んでいます。
そのFC岐阜での日本サッカー界を牽引してきたラモス瑠偉さんを取り巻く環境は想像を越えるものです。トップチームの環境は1980年代のJSLの読売ク、日産よりも劣っているのではないかと思われます。
ラモス瑠偉さんは、日本サッカー、Jリーグが抱える大きな課題に身を以て取り組んでいます。
2014年の監督就任直後から練習場に隣接したクラブハウスや、J1基準のスタジアム建設を政界、財界に働きかけ、実現に向けた推進役となり、クラブハウスは今年の11月に完成予定、スタジアムは工事開始が発表されました。シーズン前には、スポンサー企業に足を運び、企業のトップの方に直談判によるセールス活動。練習場の芝生の改善や、選手の待遇についても積極t的にフロントにアドバイスを続けています。
日本リーグ優勝、JSLカップ、天皇杯、Jリーグ、Jリーグカップ戦と国内タイトルのすべてを獲得してきたレジェンド。日本代表のキリンカップ、ダイナスティカップ、アジアカップ、アジアアフリカカップの初優勝に導いた日本最高の司令塔。そのような名声を犠牲にしてでも「挑戦」するラモス瑠偉さんの思いは、「自分を必要としているから」というプロ意識。
日本最高のプロクラブと言われた読売クラブを選手として築き上げ、日本サッカーの黄金期を牽引、日本サッカーの多くの方の尊敬の存在であるラモス瑠偉さん。FC岐阜は、その日本サッカー界のレジェンドであるラモス瑠偉さんから謙虚に学ぶことができるのだろうか。
スタッフは、そのような視点からFC岐阜の取り組みを1年半の期間、観察してきました。
クラブのフロントの努力は正しい方向に向かっているのか?
FC岐阜が数年間、同じような状況から脱却できないのには根本的な問題が改善されていないのではないかと分析しています。
スタッフにとっては、Jクラブが抱える本質的な課題を学習する貴重な機会になっています。
ラモス瑠偉さんは、FC岐阜での活動の他、岐阜県内で活動されてきた団体の皆様のお手伝いもさせていただいています。
青少年健全育成、地域の絆づくり、企業活動の活性化、スポーツの普及啓発・・・。
特に岐阜県内の市町村を訪問する「ラモス瑠偉ふれあいサッカー教室」では、昨年は10箇所で開催をしました。
2015シーズンも、ラモス瑠偉さんは、夢を本気で追い続ける「大人の姿」を見せ続けながら、次世代を担うこどもたちに「人」として大切なものを伝え続ける活動を継続していきます。
2015年7月、8月の活動
ラモス清流の国ぎふプロジェクト公式ホームページ
【7/20】ラモス瑠偉の家族塾(岐阜市正木)
【7/23】ラモス瑠偉ふれあいサッカー教室in山県市
【8/3】ラモス瑠偉ふれあいサッカー教室in高山市
ラモスプロジェクトディレクター 角田壮監
ラモス清流の国ぎふプロジェクト
2015 年 7 月 7 日