Jリーグの基礎である日本サッカーリーグ27年間

2013 年 5 月 16 日

昨日は、Jリーグの誕生日。20周年を迎えたことで、テレビや新聞でJリーグのこれまでのことや、今後について取り上げられていました。

ラモスさんは、Jリーグの20年を振り返ると同時に、日本サッカーリーグの1965年から1992年の27年間の大切さを感じています。そこで、スタッフは、Jリーグの基礎となった日本サッカーリーグを「日本サッカーリーグ全史」で振り返りました。

日本サッカーは、1965年に発足し、日本でのアマチュア・スポーツとしては初めての全国リーグであったり、大学チームから企業スポーツに移り変わりつつある時代に企業(実業団)が主体となる中、読売クラブのようなクラブも受け入れていたり、1980年代にはアマチュア選手以外の登録を認めるなど、日本スポーツ界の画期的な取り組みを行ってきた歴史があります。

「日本サッカーリーグ全史」を読めば、読むほど日本サッカーリーグ27年間の上に、日本プロサッカーリーグがあるのだと知ることができます。

ラモスさんは、日本サッカーリーグをプレイで盛り上げた人たちを懐かしみながら話をしてくれました。メモを片手に、ラモスさんの話を聞き、選手の名前をひたすら書き続けたスタッフです。

釜本邦茂さん、杉山隆一さん、落合弘さん、永井良和さん、奥寺康彦さん、古前田充さん、前田秀樹さん、吉田弘さん、ネルソン吉村(吉村大志郎)さん、セルジオ越後さん、セイハン比嘉さん、アデマールマリーニョさん、ジョージ与那城さん、碓井博行さん、西野朗さん、久米一正さん、柱谷幸一さん、木村和司さん、金田喜稔さん、オスカーさん、レナトさん、柱谷哲二さん、水沼貴史さん、原博実さん、岡田武史さん、長澤和明さん、吉田光範さん、永島昭浩さん、松木安太郎さん、戸塚哲也さん、都並敏史さん、加藤久さん、武田修宏さん。(順不同)

時間の都合もあって、話が途中になってしまいましたが、ラモスさんはもっとたくさんの方の話をしたかったのだと感じたスタッフです。

前述の「日本サッカーリーグ全史」の発行者は、木之本興三さん(日本サッカーリーグ第8代総務主事)です。編集後記には、「27年間を築いてこられた諸先輩の業績を残すことは、新たな時代への橋渡しの時期にかかわった者としての義務」と記述されています。

ラモスさんは、私たちにこの義務の大切さを伝えているのだと感じたスタッフです。

ラモスさんは、ピッチを盛り上げた選手同様、長沼健JFA名誉会長や、川淵三郎Jリーグ初代チェアマン(日本サッカーリーグ第7代総務主事)、木之本興三Jリーグ初代理事(日本サッカーリーグ第8代総務主事)、森 健兒Jリーグ初代専務理事(日本サッカーリーグ第6代総務主事)をはじめ、日本サッカーリーグ、日本プロサッカーリーグにかかわられた方々、協賛企業、Jクラブを受け入れた地域、サポーターなどへの感謝の気持ちを忘れてはいけないと話してくれました。

Jリーグは、日本サッカーの全国リーグ「日本サッカーリーグ27年間」の基礎の上にあるものだと、ラモスさんから学んだスタッフです。
(ラモスプロジェクトディレクター 角田)